初めて相続される方へ
【相続の基礎知識】
相続は、大切な家族が亡くなった際に直面する手続きであり、何をどのように進めるべきか分からない方も多くいらっしゃいます。ユーミーコーポレーション熊本支店では、相続手続きの基礎知識を提供し、初めて相続に取り組む方が必要な情報を理解できるようにサポートしています。
1. 相続とは
相続とは、亡くなった方(被相続人)が所有していた不動産や預貯金などの財産を引き継ぐことです。相続人がどのような権利を持ち、どのように分割するかは民法で定められています。
2. 法定相続人の定義と優先順位
法定相続人とは、法律で定められた相続人のことです。一般的には配偶者や子ども、両親、祖父母、兄弟姉妹が含まれます。相続順位が高い人がいる場合、その下位の人は相続権を持つことができません。
- 配偶者と子どもがいる場合
配偶者と子どもが法定相続人となります。 - 配偶者がいない場合
直系の子どもが相続し、子どもがいない場合は親が相続権を持ちます。
3. 相続の期限
相続には期限が定められた手続きがあります。以下は、特に気をつけるべき手続きです。
- 相続放棄
相続財産を受け取らない意思表示をする手続きで、相続開始を知った日から 3カ月以内 です。 - 限定承認
相続財産の範囲内で負債を負う制度で、こちらも相続開始を知った日から 3カ月以内 です。 - 準確定申告
被相続人の所得税申告の手続きで、相続の開始を知った日の翌日から 4カ月以内 です。 - 相続税の申告と納税
課税対象となる場合、相続開始を知った日から 10カ月以内 に申告と納税を行う必要があります。
4. 遺産分割の方法
相続手続きは、基本的には法定相続分に従いますが、遺言書や相続人同士の協議によって異なる分割も可能です。
- 遺言書
被相続人の生前の意思を反映させるもので、原則として遺言書の内容が優先されます。遺言書の種類には、自筆証書遺言、公正証書遺言、秘密証書遺言の3つがあります。 - 遺産分割協議
遺言書がない場合や、遺言書とは異なる分割を行いたい場合に、相続人全員で協議を行います。
5. 不動産相続のポイント
不動産相続は多くの手続きが伴い、期限内に完了させるのが難しい場合があります。そのため、不動産相続を視野に入れる方は早めの対策が重要です。
- 相続のタイミング
相続を考えるのは被相続人が生きている間の「生前贈与」と、亡くなった後の「相続」の2つのタイミングがあります。 - 相続税対策
土地活用や相続税の仕組みを理解し、効果的に節税を行うことが重要です。例えば、土地を賃貸物件に転用するなどの方法により、相続税を大幅に削減できる場合があります。
相続は複雑な手続きが伴い、各種専門知識が求められる場面が多くあります。ユーミーコーポレーション熊本支店では、土地活用の観点からも相続税対策をサポートし、相続に関するご相談を承っております。お困りの際は、お気軽にご相談ください。